ソレイヤー(LAYER)価格が2日で62%暴落、市場操作疑惑が浮上

暗号資産ソレイヤー(LAYER)の価格が過去2日間で62%も急落し、投資家の間で市場操作への懸念が急速に広がっている。特に直近24時間では27%もの下落を記録し、記事執筆時点では$1.27で取引されている。これは、3月27日から4月9日にかけて強いサポートとして機能した$1.20〜$1.30のレンジを再び試している状態だ。

LAYERは5月5日に$3.40の最高値を記録したが、その後の急落により投資家は大きな損失を被った形だ。X(旧Twitter)上の複数のトレーダーは、この急騰と暴落の流れをMantra(MANTRA)に似ていると指摘し、市場メイカーが個人投資家を価格上昇で誘い込み、その後大量に売却した可能性があると疑っている。

一部のユーザーは、高い出来高と価格の乱高下がパニック売りと強制清算によるものだと分析。また、LAYERトークンの74.68%が上位5つのウォレットによって保有されていることも、価格操作の可能性を示唆しているという。

今後の焦点は、LAYER価格が現在の$1.20〜$1.30のサポートゾーンで安定できるかどうかにかかっている。この価格帯を明確に割り込むようであれば、次なる重要なサポートレベルとして$0.95、さらには$0.75が意識される可能性が高い。これらの水準は過去の調整局面でも支持線として機能してきた経緯がある。

短期的な投資家にとっては極めて不安定な状況が続いているが、長期的な保有を検討するトレーダーにとっては、新たな買い場となる可能性もある。とはいえ、市場のセンチメントが回復するには時間がかかる見通しだ。