PENGUが2日連続の急騰:Upbit上場とNFT人気が後押し

仮想通貨トークン「PENGU(Pudgy Penguins)」が、韓国の主要暗号通貨取引所Upbitへの上場を受けて、2日連続の急騰を記録しました。crypto.newsによると、PENGUは5月9日に日中高値0.015ドルに達し、月間最安値から300%もの上昇を遂げました。この急上昇により、PENGUの時価総額は9億7200万ドルに達し、10億ドルの大台にあとわずか2800万ドルと迫っています。

24時間の取引量も前日比でほぼ2倍の5億ドルに増加しており、市場の注目度の高さが伺えます。今回の値動きの主因となったのは、韓国のTier-1取引所Upbitによるスポット取引上場です。これにより、PENGUへのアクセスが格段に向上し、投資家からの関心が一気に高まりました。

また、PENGUのデリバティブ市場でも活発な動きが見られ、CoinGlassのデータによると、先物の未決済建玉(オープン・インタレスト)は24時間で30%増加し、1億3600万ドルに達しています。加えて、Bithumbによる関連発表も市場の期待感を高める要因となりました。

NFT市場でもPudgy Penguinsの人気は高まっており、Crypto Slamによると、過去24時間のNFT売上は360%急増し、61万7081ドルを記録。取引数も200%増の24件、購入者数も320%増の21人となり、Pudgy Penguinsは世界第8位の人気NFTコレクションにランクインしました。

この背景には、Solanaベースのミームコインへの関心が再燃していることもあります。Solanaミームコイン市場は過去24時間で28.7%拡大し、時価総額は121億ドルを突破。さらに、ビットコインが10万ドルを突破したことで、仮想通貨全体への強気ムードが高まっているのも追い風となっています。